第28話 関東の超古代文明に遭遇
関東にも不思議な巨石群があるのをご存知だろうか。巨石群とは、古代文明が作り上げたといわれる謎の多い遺跡である。多数の巨石に、人工的な加工を加えた跡が残るもので、何のためのものなのか正確な理解が得られていない。おそらく巨石を神として、信仰の対象にしたのであろう。ということは、その地域に歴史上にない謎の未確認文明があったことを物語っている。しかも巨石を自由に運搬、加工できるだけの高度な土木技術を有した文明だ。有名なところでは、広島の葦獄山や十和田湖周辺、長野の皆神山
ピラミッド(第3話参照)もその範疇に入ろう。
関東の巨石群は、栃木県のJR足利駅北方に10キロほど入った山中にある。通称、名草の巨石群だ。暑さもようやく峠を越えた8月のある日、長躯ハイヤ−を飛ばして調査巡礼を実行した。巨石群への入り口は、これも巨大な朱色の鳥居であった。朝の陽光を受け、オレンジ色の輝きをはなっている。ただ一人、その鳥居をくぐり急峻な参道を進むこと約10分ほどで現場に到達した。実は、名草巨石群は、厳島神社の境内そのもである。巨石の上に、本宮が建設されている。いくつもの巨石が境内を形づくっている。後世の人々も、不思議な巨石を目の当たりにして、神社を建てて信仰せずにはおれなかったのだろう。
最初に現れたのが、最大直径3メートルほどの巨石が中央からきれいに真っ二つに割られたもの。説明では、弁慶が岩の上に立って杖を一振りしたという。その奥には、巨岩の上に円錐形の巨石をフタのように載せたような石積み。下は空洞になっていて反対側へくぐり抜けることができる。いわゆる胎内くぐりだ。いずれも自然の流水作用によって形成されたとしているが、とても説明はつかない。なかでも直径1メートルと小さいが、周りが楕円、上が平面の軍艦のような岩はとても自然に出来たとは考えられない。平面の周囲
はきれいな凹凸の彫石模様で飾られている。本宮からさらに300メートルほど進むと、奥の院巨石群もある。
皆神山ピラミッドは、反重力装置を用いて造成されたとの
説がある。名草の巨石群も古代文明の技術力の確かさを証明したものであろう。栃木の山中を中心に我々が計り知れない文明があったのかもしれない。あるいはその時代頻繁に行き来していた宇宙人の高度技術が活用されたとの説もある。また古代では、日本の文明が世界を制覇していたとの言い伝えもある。裏の歴史は、いつも怪奇に満ち、興味の尽きない分野である。